

日本で「風水」と言うと、「家相」のイメージが強くなります。しかし、風水と家相には大きな違いがあります。 家相は、吉凶の条件について部屋ごとに細かく分析・判断し、例えば「北東の鬼門は大凶」のように不変の吉凶について言っています。ところが、以前流行っていたお店が流行らなくなったり、景気が良かった会社が時代の変化によって不景気になったりすることは、よくあることです。 家相のような不変の吉凶の考え方のみでは、このような現象を説明することはできません。 世の中に存在するものすべてには、「流れ」というものがあります。川の流れ、季節の巡り、血液の循環・・・。目に見える「流れ」と同様に、目には見えない「気の流れ」というものが、この世には確かに存在します。 風水とは、その「気の流れ」を読み取り、操り、活用する術です。 いわゆる「運のいい人」とは、流れてくる良い気をしっかり受け止め、悪い気を受け流すことができる人のことです。 例えば、四季の移り変わりを理解し、旬の食材が何かを知っていれば、栄養素の高いものを安く手に入れることができますよね。同じように、「気の流れ」を理解し、調和することができれば、その時その場所に合った「気」を取り入れることができるのです。 自然と調和しながら、無理なく幸せな生活を送るためにあるのが、「風水」という古くから伝わる知恵なのです。 |
